二大ギターブランドメーカーと称させるように、Fenderと言えばギターというイメージを持っている方が多いと思いますが、アンプについても素晴らしいサウンドを作り上げてきたということをご存知ですか? Fenderを立ち上げたレオ•フェンダー氏が、オーディオ機器に精通していたために、Fender社も創業から常にアンプの製造販売を行ってきたという実績があります。 それ故に、実にたくさんのアンプを世に発表してギター同様に多くのギタリストを魅了しています。 その中でも、90年代に発売されたTwin Ampは、1946年の創業から数えると実に半世紀ものノウハウの上に誕生したアンプと言えます。
サウンドの秘訣
真空管アンプだからこそ出せる暖かみのあるクリーントーンは、往年のブルース等とは非常に相性のいいものとなっており、まるで、レコードを鳴らしているかのごとく、そんな暖かみにも似たマイルドな音は流石Fenderと思える極上なサウンドとなっています。 実に素晴らしいクリーントーンを鳴らしてくれるこのTwin Ampですが、プルスイッチを引くことでオーバードライブからディストーションまでドライブさせることも可能です。 独立した2チャンネルは、それぞれにドライブさせるためのプルスイッチ機能がヴォリュームコントロールに付与されています。 それぞれのチャンネルでは歪みのかかり具合に差があり、一方はオーバードライブ、もう一方はディストーションといった風にキャラクターに違いが見られます。 搭載されているリバーブがまた絶品で、いかにもアナログらしい深みのあるスプリングリバーブとなっています。 枯れた感じのウォームなクリーンや、昔ながらのオーバードライブといったサウンド等Twin Ampでしか表現できない音があります。 なおTwin Ampは、94年に発売されたのですが2001年にモデルチェンジをしており、特に94年式のモデルはEvil Twinという愛称で呼ばれており、CPR STUDIOに常設してあるTwin AmpもEvil Twinになります。 プルスイッチを引くことでドライブさせることはすでに述べた通りですが、これは94年式の特徴と言えます。実は、01年式だとプル式ではなくラッチ式に変更されていたりします。 また、01年式だとセンドリターンが細かく調整できるようになっていたりトレモロ機能が追加されているなどの違いがあります。 機能面での変化が多いことから、恐らく2000年代に入り利便性の高いアンプが増えたことに対してのFenderからの回答がこのマイナーチェンジなのではないかと思われます。 すでに述べてある通りに、Fenderのアンプはたくさんの種類がありどれも素晴らしいアンプばかりなのですが、ことTwin Ampに限ると常設してあるスタジオというのも多くはありません。気になりましたら、是非お試しください。
まとめ
Twin Ampは既に説明した通り唯一無二の音を鳴らしてくれます。 このアンプだからこそ作品の質が上げるといったことを経験したことがあります。 作品の質を高める幅として、選択肢の一つに数えていただけたらと思います。
Fenderの傑作アンプであるTwin Ampでレコーディング出来るCPR STUDIOはこちら
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