サウンド決め手のなるアウトボードにイコライザーがあり、その中でも多くのエンジニアから確固たる信頼を得るブランドがAPIです。
今回はAPIの中でも汎用性の高いAPI 560 10-Band Graphic EQをご紹介したいと思います。
多くのエンジニアを魅了してきたAPIサウンドとは
API 560は60年代から70年代のAPIのミキサーにて使用する為に作られたモジュールです。
1オクターブ毎に指定されたポイントを直感的にサウンドメイキング出来るのでシンプルであるが故に目指すサウンドまですぐ辿り着けます。
またAPIの特徴としてはプロポーショナルEQが挙げられます。プロポーショナルEQはブーストまたはカットのレベルが低い時は、対象帯域(Q幅)が広がった状態で、ブーストまたはカットのレベルが高い時は対象帯域(Q幅)が狭くなる仕組みです。このAPIのプロポーショナルEQはAPIサウンドにおいては重要なファクターとなっており、【APIのEQを使う = プロポーショナルEQ】と言っても過言ではありません。
API 560は過去に何度かリリースされており、ビンテージ機と現行機が存在します。ビンテージ機は内部仕様が現行機とは異なりサウンドも異なりますが、ビンテージ機の場合は経年劣化により良い意味でも悪い意味でも個体差が出てきております。今回CPR STUDIOで導入した2台のAPI 560は現行機となっており、ステレオ使用する際の2台のマッチングは精度の高く、ステレオ素材にも積極的に使用出来ます。
WAVESやUADを始めたとしたプロエンジニアが愛用するプラグインメーカーにおいてもAPI 560がプラグイン化されており、その他のブランドにおいてもAPI 560をベースに開発されたプラグインは多々あり、プラグイン化する価値としてもAPI560が高い評価を得ていることがわかります。
API 560の実機とモデリングのサウンドを比べた場合、プラグインより実機の方がソースに対してナチュラルな掛かりでAPIのEQの恩恵を多く受けらてよりAPIサウンドになる印象があります。
幅広い周波数帯域をカバーするEQであるのでボーカルを始め全ての楽器や素材にマッチします。
まとめ
CPR STUDIOではAPI 560を始めとして、多くのアナログアウトボードをご用意しております。ブラグインでは再現出来ないアナログアウトボードならではのサウンドも収録出来ます。
数年前に比べてPro Toolsのサウンド解像度が上がり、今まで以上にアナログアウトボードの旨み成分を活かすサウンドを収録する事が出来るようになっておりますので、是非この機会にアナログアウトボードのサウンドで収録して頂ければと思います。
【CPR STUDIO】
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