サウンドキャラクターを決めるイコライザーに新しくMaag Audio EQ4を導入しました。
オケの中で存在感のあるサウンドに仕上げる為にはこのイコライザーを通す事が近道で、特にボーカルやギターに対しては圧倒的な効果を発揮します。
人間の可聴範囲外をコントールする魔法のEQ
Maag Audio EQ4は6バンドEQでAPI500互換のモジュールです。
最大の特徴はAIR BANDと呼ばれる2.5kHzから40kHzまで選べるEQポイントです。
人間の可聴範囲は20Hzから20kHzと言われており、人間の可聴範囲を超える部分をブースト出来することで耳では感じ取れない部分をコントロール出来るのが特徴です。
実際に40kHzをブーストした際は40kHzだけブーストされるのではなく、かなり手前の帯域からシェルフブーストされる仕組みになっているので、ブースト加減や空気感は耳でも確認出来ます。
AIR BAND以外のEQポイントはSUB、40Hz、160Hz、650Hz、2.5 kHzが固定となっており、このEQポイントはどのソースにも適切なポイントに設定されており使い勝手も抜群に良いです。
また良い意味で味付けが少ないEQなので素材の良さを最大限に生かすつつEQ処理を行う事が出来、各ツマミがリコール性の高いノッチ式となっているのでマスタリングにも愛用されています。
Maag Audio EQ4はPlugin AllianceやUADにおいてプラグイン化される程の実力を持つEQですが、プラグイン版とハードウェア版ではサウンドは異なり、音の密度の面で言えばハードウェアの方が密度は高いです。
プラグイン版とハードウェア版にはそれぞれメリットデメリットがあり、CPR STUDIOでは用途に応じて使い分けを行います。
まとめ
実機を導入する前からプラグインで愛用していましたが、いざ実機に触れることで新たな発見があったり、ツマミを回す感覚もセンシティブになったりと勉強になる部分もありました。
今まで以上にMaag Audio EQ4の良さを楽曲に反映出来ますので、皆様からのご連絡をお待ちしております。
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