ギター録りやベース録りをどうしたらスムーズに進められるかお悩みの方が多いかと思います。
貴重なレコーディング時間を有効的に進めるには事前準備をしっかり行い、トラブルを避ける事が最も重要なポイントです。
しかしレコーディングの準備と言われても、頻繁にレコーディングを行なっている方以外はピンと来ない方もいると思います。
今回はCPR STUDIOのレコーディングエンジニアがオススメするギター録り、ベース録りをスムーズに行う準備項目をご紹介させて頂きます。
是非この機会に一読して頂ければと思います。
サウンドメイキングには欠かせないプリプロデータ
ドラム録り同様にプリプロデータを用いてギターやベースの音作りを行うのでプリプロデータは必要不可欠です。
ギター録り、ベース録りを行う際はドラム収録済みもしくはドラムデータは用意されている事が多いと思いますが、打ち込みドラムの場合は仮データではなく最終形をご用意頂く事をオススメします。
ベース録りではギターやシンセに対してのフレーズ確認する際に必要で、またライン録りもしくはアンプ録りが良いか、指弾きもしくはピック弾きが良いか判断する際にもプリプロデータがあると方向性が決めやすいです。
ベース録りではベース用コンパクトエフェクターでコンプレッサーを掛ける場合もありますが、プロプロデータがあるとコンプレッサーの掛け具合が掴みやすくなるので有効です。
ギター録りではシンセサイザーなどの同期データやボーカルデータのプリプロデータがあると、ギターサウンドの重心を決める際に見つけやすくなります。
ギターサウンドの重心はミックスダウンでのEQやコンプレッサーの処理であまり変えられないポイントであるので、収録時の重心のチョイスは大切です。
またギターをダビングする際のダビングパートはプリプロデータがあることでPro Tools上で視覚的に確認出来ての録りこぼしを防ぐ事が出来ます。
曲構成を視覚的に確認出来る譜面
譜面もドラム録り同様に小節数の確認や、ギター録りやベース録りでは稀に意図せずにギターとベースで使用しているコードが異なっている事もあり、譜面があると視覚的に把握が出来ます。
またエンジニアの楽曲への理解も譜面があると早く進むので必要になります。
音抜けを担う新品弦への交換
レコーディングを行う際はギターやベースの新品弦への弦交換をオススメです。
新品弦をオススメする理由としては使用済み弦に比べて音抜けに必要となるハイエンドの伸びがあり、弦が切れるリスクも最小限に抑えられます。
少しヘタったサウンドが好みの方には、新品弦のブライトなサウンドから少しヘタったサウンドにプラグインである程度の再現は可能ですが、少しヘタったサウンドから新品弦のブライトサウンドにはプラグインでは再現は難しいです。
弦を交換するタイミングとしてはレコーディング前日が好ましく、弦を交換してある程度の時間を設ける事で弦の張力が安定してギターと弦が馴染みます。
弦交換した際はペグやナットやブリッジなどの弦と接地しているパーツもメンテナンスを行うとより一層、安定したサウンドでレコーディングが行えるのでチェックが必要です。
また弦を交換した場合は開放弦でのチューニングを行うとは思いますが、開放弦のチューニングに加えてオクターブチューニングも行なって頂くことをオススメします。
通常ギター録りではバッキングパート収録後にギターソロやオブリガードを収録しますが、ギターソロやオブリガードの収録になってからオクターブチューニングを行なっておらずピッチが甘かったという事も過去にありました。
ご自身でのギターやベースの調整が難しい場合はCPR STUDIOの1階にはギターリペア工房DNS-Draw a New Sound-を併設しており、DNSでリペアマンによる調整を行ってから完璧な状態でレコーディングを行えます。(DNSのご利用の際はご予約をオススメします)
予期せぬ事態にも柔軟な対応を行える予備備品
レコーディングでは予期せぬ事態も起きる事がありますので備品の準備もしっかり行いましょう。
コンパクトエフェクターなどを9V電池で動作させている方は電池の残量を確認して、レコーディング時間に耐えられる電池を使用してください。
電池の残量が少ない状態でレコーディングを行うと、レコーディングが進むに従ってサウンドが変わってきて、時間を空けてダビングなどを行なった際に音量や音質が異なっている事があります。
ピックやシールドも予備をお持ち頂いた方が、ピックが割れたりシールドの断線などのトラブルの際も安心して作業を行えます。
まとめ
CPR STUDIOでは上記以外にもお客様のレコーディングをより良くする沢山のナレッジがあり、様々なジャンルやシーンに対応する各種アンプやエフェクターをご用意しております。(機材ページ参照)
皆さんの作品を素晴らしい作品に仕上げるようにエンジニアがお手伝いさせて頂きます。
そして今回ご紹介した情報が皆さんのレコーディング作業において参考になれば何よりです。
ギター録り、ベース録りを安心して行えるCPR STUDIOはこちら
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