伝説と呼ばれる倍音成分が付加された存在感あるサウンド AMS NEVEは1992年にデジタルオーディオ機器の設計生産するAMS社とアナログオーディオ機器を設計生産するNeve Electronics社が統合してデジタルとアナログを融合した製品をリリースする会社で多くのレコーディングスタジオに機材を導入してます。 AMS NEVE 1073のオリジナルとなるNEVE 1073はNeve Electronics社が統合前の1970年にミキシングコンソール搭載用に設計されたH/A EQモジュールで、リリース後45年以上経った現在でも世界中のレコーディングエンジニアを魅了するサウンドを作り出しています。 オリジナル同様にディスクリート Class A回路を持つ設計となっていて、幾度も重ねた研究から丹念に選ばれた拘りのパーツで組み込まれています。 音質はNEVE特有の倍音成分により芯のある低域、密度の高い中域、煌びやかさある高域と他ソースと混ぜても埋もれずに存在感あり、HA以降のコンプレッサーなどのアウトボードやプラグインの掛かりも良く自然と一歩前に出て聞こえるサウンドです。 ミックスダウンの際も一度AMS NEVE 1073を通すだけで物足りなさが見違える音質に生まれ変わります。 EQのカーブも本当に必要な部分を上げ下げ出来てプラグインでは再現出来ない音質に仕上がるので、レコーディング段階で積極的にEQを掛けるエンジニアが多いのも事実です。 あまりにも魅力的なサウンドが故に、多くのプラグインメーカー(WAVES、UAD、Slate Digitalなど)からNEVE 1073をモディファイしたプラグインがリリースされたり、AURORA AUDIO GTQ 2やVINTECH AUDIO X73やGolden Age Project PRE-73 DLXと言ったレプリカ機種が登場するようになったりとNEVE 1073無しでは語れない影響力があります。 AMS NEVE 1073自体はミキシングコンソールに挿す事が前提の仕様となっており、XLRのインプットやアウトプットは存在せず専用ラックが必要になり、今回はNEVE専用ラックで定評のあるVINTAGE KING AUDIO製を使用しているので1073の持ち味をロスする事なく収録します。
ベストコンディションに仕上げたNEVEを知り尽くしたカスタム
●カスタム前 ●カスタム後 今回導入したAMS NEVE 1073も古い機種となりコンデンサや各種パーツが劣化していたので、導入前に多くのNEVEモジュールをカスタムしているリペアマンにより、アウトプットトランス、コンデンサ、トランジスタ等を交換してチューニングすることでサウンドは勿論、音作りもスムーズに行えるベストコンディションに仕上げております。 どんなに素晴らしい機材でもメンテナンス有無で出音がかなり異なり、ベストコンディションに仕上げる事で納得出来るサウンドを収録出来ます。
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