昨今DAWにはPro Toolsを始めCubase、Logic、Studio One、Live、Digital PerformerなどのDAWが存在します。
その中でも多くの商用レコーディングスタジオでは『Pro Tools Ultimate』がDAWとして採用されています。
多くのDAWが存在する中、何故『Pro Tools Ultimate』が採用されてるかご存知でない方もいると思いますので、今回は『Pro Tools Ultimate』が採用されている理由をご紹介したいと思います。
20年以上も第一線で愛用されるPro Toolsとは
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Pro ToolsはDigidesign社が1991年にリリースしたDAWで(当初はオーディオ4トラックのみ)、その後1997年にリリースされたPro Tools 24がレコーディングスタジオでも多く使われるようになって普及しました。
その後Pro Tools HD、Pro Tools HD Accelを経て現在のPro Tools Ultimateがリリースされており、本格的に普及して20年以上経った今でも多くのレコーディングスタジオでも採用されています。
今ではDSP機能を搭載しないProtools(Nativeと呼ばれることもあります)や無料版のProtools Firstもリリースされており、誰でもいつでもPro Toolsで音楽を作れる時代になりました。
ワンアクションで行えるスムーズなオーディオ編集
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Pro Toolsは他DAWに比べてオーディオ編集に特化した機能がいくつかあります。
まずはご紹介するのはスマートツール(http://www.avidspace.jp/archives/1090)です。ポインターの位置によってポインターの機能が自動的に切り替わる機能で、キーボードでポインターの機能を切り替える事なくスムーズに作業が行えます。
次は編集ウィンドウの操作のほとんどはキーボードショートカットで操作出来るのでほとんどの行動をワンアクションで操作出来ます。
膨大なチャンネルでも負荷を掛けずにコントロールするHDXカード
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昨今アーティスト、トラックメイカーの皆さんが使用するPCの処理能力が驚異的なスピードで進化して、且つCPUパワーを軽減したDAWやソフトシンセが増えており、楽曲を構築するトラックが非常に増えています。
その膨大なトラックを管理するにはPCのCPUパワーではカバーが難しく、必然的にDSPパワーの恩師を受ける必要があります。
Pro Tools HDXカードでトラックやプラグインの処理を行うことで膨大なトラックを負荷を掛けずにコントロール出来ます。
Pro Tools HDXカードがもしなかったら、細かい1つ1つの処理に時間が掛かったり、最悪の場合システムがダウンする事も考えられるので、最高の瞬間を収録するレコーディングスタジオではDSPの恩師は必須です。
低レイテンシーでの録音、モニタリング
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全てのDAWでは録音時にレイテンシー(遅延)が発生します。
Pro Tools UltimateはCPUとHDXカードにて処理を分散しているのでCPUベースのDAWに比べて圧倒的な低レイテンシーを実現しています。
環境にもよりますがCPUベースのDAWの場合は体感出来るほどの遅延が発生しますが、Pro Tools Ultimateでは体感する遅延は殆ど発生しません。
ご自身がプレイした内容が限りなく遅延がない状態でデータとして記録されて、またモニタリング出来るのがPro Tools Ultimateです。
サラウンドシステムへの対応
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映画やライブミックスでサラウンドサウンドにリリースしているアーティストも多くなってきており、サラウンドミックスに対応しているのもPro Tools Ultimateの利点の1つです。
2mix以外のオーダーにもシームレスに対応出来て、膨大なプラグインリソースにも対応出来ます。
他レコーディング環境との再現性の高い互換性
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レコーディング機材はリーズナブルになり、ドラムはAスタジオ、弦楽器は宅録、ボーカルはBスタジオなどと言った様々な環境でレコーディングを行える時代になりました。
その際に異なるDAWを使用していたらwavやaiffなどをエクスポート、インポートの際に時間が掛かり貴重なスタジオの作業時間をロスする事になります。
Pro Toolsであればセッション(楽曲)単位で受け渡しが出来るのですぐ作業が行えて、編集もPro Toolsの機能を最大限に発揮出来流ので細かい部分まで編集可能になります。
また細かい話になりますが各DAWではそれぞれ異なるサウンドエンジンを使用しているのでDAW毎にサウンドが異なってきますが、Pro Toolsであれば同じサウンドエンジンを使用しているので、DAW毎のサウンドエンジンの差異もなく忠実に再現出来ます。
まとめ
何故CPR STUDIOがPro Toolsを選んでいるかご紹介させて頂きました。
上記以外にもPro Toolsを選ぶ理由はありますが、そちらはまた別の機会にご紹介出来ればと思います。
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