ベース録音では、低域の量だけでなく、キックとの分離、音程の見え方、ピッキングの輪郭、歪みの倍音をどう残すかが重要です。CPR STUDIOではDI、アンプ収音、両方の併用、録音済みDIのリアンプに対応します。初心者には接続と役割の違いから説明し、経験者には位相、クロスオーバー、歪みのレイヤー、再編集の余地まで含めて素材を設計します。
DIとアンプは役割が違う
Avalon Design U5は、ベース本体の輪郭とレンジを安定して記録するDIとして使用できます。真空管機材ではなく、チューブ特有の色付けを目的とする機材ではありません。アンプ収音ではAmpeg SVT-4PROやDarkglass Alpha Omega 900を選択でき、キャビネットの空気感や歪みの倍音を加えます。DIとアンプ音を同時に残すと、ミックスで低域と輪郭を別々に調整できます。
クリーンから歪みまで曲に合う芯を作る
指弾きの丸さ、ピックの輪郭、スラップのレンジ、シンセベースと共存する低域、アンプを歪ませた倍音など、必要な質感はジャンルとアレンジで変わります。Darkglass Alpha Omega 900はクリーンな芯に歪みを加えたい音作りにも使用できます。全帯域を同じように歪ませず、クリーンDIの低域とアンプの倍音を役割分担することで、ドラムやほかの楽器と共存する位置を探ります。
低域収音に適したマイクを使う
ベースアンプの収音にはAKG D112やAUDIX D-6を使用します。SHURE SM57やSENNHEISER MD421MK2を低域収録の主役としては使用しません。マイク位置、スピーカーとの距離、DIとの位相を確認し、音量感だけでは判断できない低域のまとまりを整えます。関連するマイク構成はマイクページで確認できます。
Radial JCRはリアンプ工程で使用
Radial JCRは録音時のDIとしてではなく、すでに録ったクリーン信号をアンプへ送り直すリアンプ時に使用します。宅録したDIから実機アンプの音を作りたい場合は、ファイルの仕様とレベルを確認して進めます。準備方法は宅録データ持ち込みページをご覧ください。