自宅で録音・編集したデータをスタジオへ持ち込み、ボーカルや生楽器の追加録音、アンプ収音、音色の差し替え、編集、ミックスを行うことができます。弾き語り、ポップス、バンド、打ち込み中心の楽曲まで制作方法を問わず対応できます。宅録の自由度とスタジオの収音環境・モニター環境を組み合わせることで、必要な工程へ予算と時間を集中できます。一方で、ファイルの開始位置や仕様がそろっていないと、確認作業だけで時間を使うことがあります。このページでは初めての方にも分かる準備方法と、制作経験者向けの技術的な注意点をまとめます。
持ち込み前にそろえる基本情報
曲名、BPM、拍子、サンプルレート、ビット深度、曲の開始位置、使用したDAW、希望する作業内容を共有してください。すべてのオーディオを同じ開始位置から書き出すと、別環境でも正しく並べられます。形式は原則としてWAVを推奨します。ラフミックスと参考音源もあると、意図を早く把握できます。
プラグインが違っても再現できる準備
ご自宅とスタジオで同じプラグインが使えるとは限りません。重要な音色は処理済みのトラックを書き出し、後から調整する可能性があるものは処理前の素材も用意してください。ソフト音源はMIDIだけでなくオーディオ化した版、テンポチェンジがある曲はテンポマップやMIDIファイルもあると安全です。編集済み素材は、未編集版を残しておくと判断を戻せます。
ギターとベースはDIを残す
ギターやベースはアンプシミュレーターの音に加え、可能であればクリーンなDI信号を残してください。ギターは後から実機アンプとキャビネットでリアンプでき、ベースもアンプ/DI/リアンプ環境を使って低域と歪みの質感を作り直せます。Radial JCRは録音時のDIではなく、スタジオでリアンプする工程に使用します。
スタジオでできる追加作業
ボーカルや生楽器の追加録音、アンプでのリアンプ、ドラム差し替えのための確認、編集、ミックスダウン、マスタリングまで、必要な工程だけをご相談いただけます。セッションファイルをそのまま持ち込む場合も、オーディオ書き出しを併せて用意すると互換性トラブルを減らせます。