ドラムはキック、スネア、タム、シンバルなど複数の音源が同時に鳴る楽器のため、マイクの本数や立て方次第で仕上がりの印象が大きく変わります。CPR STUDIOで実際にご用意しているマイクを例に、ドラム収録マイキングの基本をご紹介します。
キックドラムのマイキング
キックドラムには、低域の圧力に強いAKG D112のようなマイクを、ヘッド前面またはビーター側の内部に近づけて設置するのが定番です。さらに低域の重心や量感を足したい場合は、YAMAHA SKRM100のようなサブキック(スピーカーをマイク代わりに使う専用マイク)を併用すると、通常のマイクだけでは拾いきれない体に響くような低音成分を補強できます。
スネアとタムのマイキング
スネアの表(トップ)にはSHURE SM57、裏(ボトム)にはスナッピーの鳴りを拾うために別のダイナミックマイクを立てる二本立てが定番の手法です。タムにはAUDIX D2やD4のようにタム用に設計されたマイクを一つずつ近接させると、太鼓ごとの音像がはっきりし、ミックス時の処理がしやすくなります。SENNHEISER MD421MK2は中低域の押し出しが強く、タムやスネアの太さを補強したいときにも重宝します。
オーバーヘッドとルームマイクの役割
ドラムセット全体のバランスやシンバルの鳴りを拾うオーバーヘッドには、AKG C414B-XLS/STのようなコンデンサーマイクをペアで使用します。さらに部屋の響きを含めた立体感を加えたい場合は、少し離れた位置にルームマイクを立てるのも効果的です。マイキングと合わせて、ヘッドのチューニングや張り替えのコンディションも音質を左右する重要な要素です。
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