レコーディングにおいてギターアンプの音を「良い音」で録ることは、曲全体の説得力を大きく左右します。マイクの選び方や立てる位置ひとつで、音の抜けや太さは大きく変わるため、エンジニアの経験と工夫が問われるポイントのひとつです。今回はCPR STUDIOで実際に行っているギターアンプ収音のノウハウをご紹介します。
定番マイクの使い分け
ギターアンプの収音でまず検討すべきはマイク選びです。CPR STUDIOでは定番のダイナミックマイクSHURE SM57を基本としつつ、低域の押し出しや太さを求める場面ではSENNHEISER MD421MK2を組み合わせることが多くあります。SM57は中域の輪郭がはっきりしており、歪んだギターサウンドとの相性が良い一枚です。MD421MK2は低域に厚みが出るため、ロック系のリフやパワーコードを録る際に効果を発揮します。スタジオにご用意しているMarshall 1960AやOrange PPC212など、アンプ・キャビネットの個性に合わせてマイクを選ぶことで、狙った質感に近づけることができます。
マイクポジショニングで音は変わる
同じマイクでも、スピーカーコーンのどこに向けるかで音は大きく変わります。コーンの中心に近づけるほど高域が強調され硬く鋭い音になり、コーンのエッジに寄せるほど丸く柔らかい音になります。さらにキャビネットに対してマイクを斜めに向ける「オフアクシス」の設定にすることで、耳に痛い高域を抑えつつ芯のあるサウンドに仕上げることも可能です。CPR STUDIOでは複数マイクを同時に立てて後でブレンドする収録も行っており、曲やアレンジに応じた自由度の高いミックスを実現しています。
DIを併用したライン録りとの組み合わせ
マイク収音だけでなく、DI(ダイレクトボックス)を使ったライン録りを同時に行っておくのも有効な手段です。CPR STUDIOにはAVALON DESIGN U5などのDIをご用意しており、アンプ収音と並行してドライなライン信号を録っておくことで、後からアンプシミュレーターで質感を作り直したり、マイク収音とブレンドして音の芯を補強したりすることができます。特にレコーディング当日にアンプの音作りで悩んだ際、ライン録りが保険として残っていると安心です。
ギターアンプの収音は、機材とマイキングの組み合わせ次第で表現の幅が大きく広がります。CPR STUDIOでは経験豊富なエンジニアが一緒に音作りをサポートしますので、レコーディングをご検討の際はぜひご相談ください。
【CPR STUDIO】
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